【介護初心者必見】介護保険を利用するために必要な手続きは?

親の介護認定の申請手続き方法 親の介護

親が骨折したり、脳梗塞で入院したりすると、退院して自宅で生活する時に支援が必要なことがあります。

支援が必要になったときに利用したいのが【介護保険】です。

支援が必要になったから自動的に介護保険が利用できるのかというと、自己申告しないと利用できません

ももつ
ももつ

何をどうしたら良いの?何が必要なの

誰でも最初は介護初心者!私の経験談や知っておくと良い情報を含めて記事にしてます。母が脳梗塞で入院した時の様子も記事にしていますが、介護保険についてのみ知りたい方は【目次】より介護保険の手続きをクリックしてください。

この記事を書いているのはこんな人です。

この記事で分かること
・介護保険の手続き
・介護保険てすぐ利用できるの?
・知らないと損する介護サービス

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母が脳梗塞で入院!幻聴・幻視経験談

母は75歳になるまで、週に2回水泳を楽しみ毎回1km以上泳ぐような生活をしつつ、塩分を控えめにした食生活をこころがけていました。「お世話されない老後」が口癖でもありました。

だから「すごく頭が痛いの。でも寝てれば治るわね」という言葉を軽く聞き流してました。

頭痛は治らず、平衡感覚も失われているという母の状況に焦りを感じ、片道車で1時間半の母の家へ行き病院で検査をしてもらうと

先生
先生

お母さん、脳梗塞ですね。実は、血管が詰まっていたのですが、何かの拍子に詰まりが取れたようです。でも、血液が止まっていた時間が長いので小脳の半分が壊死してます

大脳ではないので言語は多分大丈夫だと思いますが、小脳の半分が壊死しているので、どこまで運動能力が回復するかは分かりません。

という先生の説明。

ようするに、今後寝たきりになるかもしれないし、歩けるようになるかも分からないというわけです。

ICUに移った母に面会に行くと・・・意識はしっかりしているものの、私には見えないものが母には見えているらしい。

部屋の天井からおじいさんがこっち向いているのよ。気持ち悪くて…
あなたには見えてないの?もしかしたら私、脳梗塞で変になっちゃったのかもしれないのね

面会に行くたびに、「かすりの着物を着たおじいさんが荷物を移動している」とか「子供たちがたくさん顔を出してこっちに手を振っている」とか言うわけです。

「あなたの知らない世界」とか「ムー」といった、あっちの世界にいるのでは?と思わずにいられませんでした。

10日間程ICUにいて、一般病棟に移った時には幻聴・幻覚はなくなっていました。

先生いわく、脳が混乱しているために幻視が出てしまっているのではないかと。ただ、学術的にこれだという原因は分かっていないようなんです。

もし親が脳梗塞などで倒れて、幻視・幻聴がある時は、言動に驚くかもしれませんが、焦らずに患者(親)の気持ちに寄り添ってあげて下さい。

一般病棟に移動してから

母がICUから一般病棟に移動してからは、幻視・幻聴はなくなりました。親の年齢や状況にもよりますが、病状が落ち着いてくると幻視・幻聴も落ち着いてくるようです。

食事も摂れるようになり、リハビリもスタート。入院から1ヵ月で退院の予定が見えてきました。

入退院支援のコーディネーターさんがいる病院だったので、退院後の生活支援についての提案や介護施設のパンフレットをもらいましたが、自宅に戻って今までのような生活をしたいという母の強い希望を受け入れることに。

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要介護認定を受けるまでの手続き

自宅に戻ってから介護保険のサービスを利用するには、介護認定を受ける必要があります。

流れとしては

【介護認定の申請】 → 【認定調査】 → 【要介護状態区分の決定】

病院のコーディネーターさんから地域包括支援センターへ連絡を入れてもらいました。

母は入院していたのでコーディネーターさんの協力がありましたが、自分で手続きをするときは親が登録している住民票上の住所で地域包括支援センターを確認し、連絡を入れ要介護認定の申請をします

自分で要介護認定の申請をすることもできますが、ここは包括支援センターの方の力を借りるのもありです。
要介護認定申請書の提出や申請に必要な身分証明書の準備もあります。
的確な指示を頂けるので、準備し忘れたという失敗が格段に減ります。
【包括支援センターの調べ方】
1.親が住んでいる(住民票がある)地域の包括支援センターをネットで確認
  わからない時は、市役所(区役所)の福祉課に電話で確認
2.相談を受け付けている時間や曜日を確認して電話で相談をする。
  一人暮らしの親が入院・怪我をしてしまったなどを電話で相談をしますが、私の経験上、直接会って細かく親の状況を説明することで、適切なサービスや支援の話を聞くことができます。

要介護認定の申請には、主治医意見書(病状についての意見書)も必ず必要になります。もし主治医がいない場合は、申請窓口や包括支援センターのケアマネージャーさんに相談をしてください。

大まかな申請手順は次の通りになります。

介護認定の申請方法
引用:厚生労働省ホームページより

介護認定の申請に必要なものは?

申請者が本人であることを確認するための身分証証明書が必要になります。

写真表示のある証明書であれば1点
・運転免許書  ・マイナンバーカード  ・パスポート など写真表示のない証明書は2点
・介護保険被保険者証  ・年金手帳  ・健康保険被保険者証 など

被保険者の個人番号が確認できる書類

・マイナンバーカード(写し)
・通知カード(写し)
・個人番号が記載された住民票の写し

ケアマネージャーさんの存在に感謝

実際に介護認定の決定をもらうまでに、自分で何かをしたか?というと、怒涛の如く過ぎていく時間を感じるだけでした。一番費やしていたのは、ケアマネージャーさんに相談していたことだと思います。

ケアマネージャー(ケアマネ)さんが色々と動いてくれたことで取りこぼしすることなく介護認定の申請ができ、要介護区分の決定も頂きました。

要介護認定申請書の準備が必要でしたが、ケアマネさんが書類を揃えてくれました。必要な個所に記載するように的確な指示をしてくれて本当に助かりました

介護認定の申請手続きを読むと、介護初心者の人には新しい言葉や分からないことが多く、大変に感じることがあると思います。

実際に、私も「え?どうするんですか?」って思ってましたが、経験豊富なケアマネさんがテキパキと介護認定の手続きや連絡をしてくれました。

介護認定の申請には、主治医意見書が必要ですが、医師によっては意見書の提出が遅かったりすることがあります。
直接医師に確認するのは気が進まないこともあると思います。
病院の入退院支援の看護師やコーディネーターに聞いてみると良いかもしれないですよ。

介護認定を申請してからどのくらいで決定?

地域にもよりますが、30日以内というところが多いです。

母の場合、今回の記事にまとめたように脳梗塞で倒れ、申請してから介護認定が決定するまでは約2週間でした。

決定した介護度の認定に納得いかない場合は、不服申し立てができます

その後、定期的に介護認定の見直しが行われ、リハビリの成果もあってか要介護2から要支援1に。

83歳の時に、足(お皿)の骨折により歩き方が不安定になりました。ケアマネさんと相談し、要介護状態の区分変更をすることに。その時も申請から決定までは約2週間かかりました。

要介護状態区分の決定はいずれも手紙で届きました。

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