ペットと一緒に避難するための災害対策や準備をしなくては!と思いながら、実は自分自身の災害時の準備をしていないことに猛反省。愛するチワコを災害時にも守ってあげるために、まずは自分の身を守らなければいけないからです。
いつ地震や台風などの自然災害が襲ってくるのか、そして被災した時にペットに必要なものは何か?ここを徹底的に調べて準備をすることにしました。
スポンサーリンク
災害発生時の状況を考えて準備しよう
地震や台風などが発生しても、規模によっては自宅待機することもできます。また、避難場所へ移動しなくてはいけない場合も。それぞれを考えてみましょう。愛犬の大きさによって対応が異なるかと思いますが、避難場所に連れていけることを前提に確認しました。
災害発生 自宅待機が可能な場合
避難の必要がない時は、テレビやラジオで最新の情報をチェックしましょう。また、避難の必要があるのか迷っている場合は、町内会など地域で定めた避難場所へ行って様子を確認してみてください。
災害発生 避難場所へ移動が必要な場合
自宅に被害がでてしまい、そこにいられない場合は地域の避難場所へ移動します。その際は、できるだけペットも一緒に連れていきましょう。
災害時に避難場所へ愛犬(ペット)を連れていく場合
愛犬を入れておくクレート(キャリーケース)が必要になります。
急いで避難するときは、ペットの大きさにもよりますが負担にならない形での移動が望ましいかと思います。
バッグパック式キャリーケースに入れて避難場所へ連れていき、落ち着いたときにクレートを自宅に取りに帰るという方法もあります。
ペットは避難所ではケージ内で飼育が基本になります。日ごろからケージの中でもおとなしく落ち着いていられるように慣らしておく必要があります。
チワコがまだ5ヵ月だった時に、パピースクールを受講しました。その時のトレーナーの先生からも災害時の準備の話がありました。

クレート(キャリーケース)には、慣らしてください。これは絶対に必要です。クレートの中でご飯やおやつを食べさせたりすることで慣らしてあげたり、クレートを使って遊んであげることも必要ですよ。少しずつ慣れていきます
チワコには、慣れ親しんだキャリーケースがあります。それはソフトケースなのです。しかし、自治体の中では、固いクレートでないと受け入れてくれない場合もあります。
どうしても場所が限られるので、積み重ねができないソフトキャリーは受け入れてもらえないことも。
自分の匂いがついた慣れている毛布や好きなおもちゃをクレートに入れてあげると、安心するようです。
普段から休める場所として部屋の中で開放したり、中にいるのを見つけたらたくさん褒めてあげると良いそうです。「ハウス」の声かけで進んでクレートに入るようになったら大成功です。
我が家で使っているクレートはこちら。Mサイズだと4.4㎏のチワコが余裕をもって過ごすことができます。日ごろはソフトクレートやキャリーバッグばかりで使うことがありませんが、災害時のことを思ったらもう少し使用頻度をあげて慣れさせなければと再認識しました。
ペットには飼い主の明示が必要
災害時の混乱で、もし愛犬・愛猫が迷子になってしまっても探せるように、普段から身元を示すものをつけておくと安心です。
大型犬、中型犬の中には首輪に鑑札と狂犬病予防注射済票をつけている場合もありますが、小型犬の場合は少し首元がジャラジャラしてしまう場合もあります。
チワコは、鑑札と狂犬病予防注射済票はつけていません。しかし、我が家に向かい入れる段階でペットショップでマイクロチップの装着をしてもらいました。
区役所、動物病院、動物愛護センターなどで読み取りができますし、ペットの体の中に入っているのでなくなりません。マイクロチップの大きさは、直径2㎜ 長さ12㎜。
ペット(犬/猫)用災害時の準備は?
救急物資はすぐには届きません。
最低でも5日分のペットフード、水、トイレシートなどが必要になります。
ペットに必要な優先順位別の災害準備リスト
・フードと水(少なくとも5日分)
・常備薬
・首輪やリード
・ガムテープ (クレートの補修など)
・ケージ、クレートやキャリーケース
・ペットカードや保険証
飼い主の連絡先、ペットと飼い主の写真、健康状態、ワクチン接種状況、病気なら治療内容や服用中の薬などを記録しておく。ペット保険に加入している場合は、保険証も。
・ペットシーツや新聞紙
・糞尿の処理用具
・ビニール袋
・タオルやブラシ
・使い慣れたおもちゃやタオル
こいぬすてっぷ防災ボックスを購入
こいぬすてっぷは、獣医師が完全監修した愛犬のための通信教育というのは知っていたのですが、そのこいぬすてっぷが愛犬(こいぬに関わらず)のための防災ボックスを2018年秋に販売しました。防災をテーマにしたボックスは、期間限定と言うことで販売終了となりましたが、たくさんの再販の声があり、愛犬の防災に特化してこいぬすてっぷ防災ボックスが常時販売となりました。
注文してから約3日で手元に到着。
これから愛犬のために防災準備をされる方の助けになればと、中に入っているものを紹介します。

愛犬の防災ハンドブック
福祉保健センターで発行している「ペットと一緒の災害対策」はA4サイズ4ページのものですが、もう少し詳しい内容を知りたいのが本音でした。
防災冊子は全12ページで、日ごろの愛犬の健康状態を記入するページから始まります。
わずか12ページ、されど12ページ。災害時に必要な情報がしっかり載っていたのでとても参考になりました。
日ごろの備えから実践しておきたい5つのこととして
2. 迷子対策できるものを身につけておこう
3. 社会性、しつけを身につけよう
4. 万全な健康管理をしておこう
5. 避難場所・避難時に配慮することを知っておこう
お散歩にも重宝するワンタッチ・ウォーターボトル
水飲み皿がなくても片手で愛犬に水をあげることができるボトルです。
ボタンを押して傾けると水が出てきます。飲み残した水をボトルの中に戻すこともできるので、車内や室内での使用にも便利です。

災害時に大活躍のお散歩用マナー袋
避難場所でのトイレの臭い問題は、時間がたってくると迷惑をかけてしまいます。
緑茶の香り付きのマナー袋は厚手で破れにくく、ペットの糞尿の臭いを抑えてくれます。
しかも袋は生分解性プラスティックなので、埋めると土に戻ります。
おむつの処理袋としても使えます。
お洒落なカラビナ付きなので、持ち運びにも便利です。
災害時に必要なマナー ペットの便の臭いを抑える消臭剤
「わんこのUNCO」は、盲導犬の排せつ物をスマートに処理できるように、そして盲導犬を気持ちよく受け入れられるようにとの思いから作られた災害トイレ処理剤、介護用トイレ処理剤です。
「わんこのUNCO」の売り上げの一部は、盲導犬総合支援センターを通じ補助犬育成や障害者の社会参加のために役立てられます。
天然木材成分を使用しているので、薬剤がそのまま土に還るそうです。
マナー袋と同様、悪臭をシャットアウトできる消臭剤が6袋。
マナー袋に犬の糞を入れて、消臭剤を入れて振ると臭いが防げます。
災害時に必須の応急セット(洗浄瓶、ヴェトラップ、テープ絆創膏、処置バッグ)
1は中に水を入れて負傷した箇所を洗い流す洗浄瓶
愛犬が負傷した時は、速やかに負傷した箇所の汚れなどを取り除くために水で洗い流す必要があります。この洗浄瓶は、先が細長くなっているので、細かい所のケガや負傷にも対応できる優れもの。
2は「自着性弾力包帯(ヴェトラップ)」包帯止めいらず、皮膚や被毛に粘着の心配がないテープ
包帯はあっても、愛犬の毛に絡んでしまって取り外すときに痛い思いをさせてしまうことがあります。しかし、この包帯は、愛犬の被毛や皮膚に粘着せず、しかもテープがなくてもしっかり留めることができます。
3は「テープ絆創膏」ガーゼやコットンの固定に使用します。
災害時ペットの衛生管理はボディータオルと拭き取りシャンプー
汚れ・雑菌をすっきり拭き取る純水99.5%ボディタオル。
愛犬の臭いが気になったり、老犬のオムツの取り換えの時や、食事の後にも使えます。
歯ブラシにつけて、歯や歯茎をブラッシング・マッサージできます。
拭き取るだけの泡シャンプー
「洗う」「消臭」「除菌」ができる水のいらないシャンプー。
肌に優しい泡シャンプーで、洗浄成分(ムクロジエキス)、消臭成分(柿渋エキス)、抗菌成分(銀イオン)、保湿成分(フコイダン)のすべてが天然由来成分。
天然の界面活性剤(シャンプーの洗浄成分)ムクロジエキスは、お肌に優しく、菌の繁殖を抑える効果があります。保湿成分のフコダインは、パサつきを抑えて潤いのある肌に整えてくれます。
実際にチワコに使ってみました。
香りは、フレッシュハーブ。うまく香りをお伝え出来ないのですが、人間が香っても癒される香りです(≧▽≦)
写真はムースを体に直接塗布し、タオルで拭き取った状態。拭き取って10分程で、元の毛並みに戻りました。良い香りは翌日も続いてました。
災害時に足を守る脱げにくい靴下2セット
靴下は、防災ボックスを注文する前にチワコの足の大きさを計って靴下のサイズを決めました。
犬の靴・靴下専門店のdocdogが獣医師と作った靴下で、脱げにくさを追求してます。
災害後の道を歩くときに履かせて足元の安全確保をするだけでなく、肉球が乾燥しやすいシニア犬や、足先舐めをしてしまうワンコにも履かせることができます。
使用者レビューも14件中トータルの星が★★★★4つと高評価です。
1セットが2000円以上するので、この靴下だけで4000円以上してしまいます。高いけど、足を守る大切な靴下ですね。
実際に歩いてみて、歩きやすいのかどうかは今一つ分からずですが、ガラスの破片などから足を守るためには必要な1品だと思います。1袋2つ入りなので、前足と後ろ足に履かせる時には2セットが必要になります。
以上が、防災ボックスの中身になります。
スポンサーリンク
愛犬のための防災ボックスを購入しての感想
この防災ボックスを購入する決め手となったのが、ペット用品で初めてこいぬすてっぷの「愛犬のための防災BOX」が防災製品等推奨品に認定されていたからです。災害時の必要性、安全性、耐久性などが厳正にチェックされているのは、使用者側の視点に立ってくれています。
実際に届いた品物を個別に購入すると、送料も入れてトータルで軽く1万円を超えてしまいます。しかし、ボックスは、防災手帳もついていて送料込みで安く購入することができました。
災害時は人間が最優先となり、ペットはどうしても後回しになってしまいます。自分たちで、食事だけでなくトイレの事、体の事なども含めて愛犬を守らなければいけません。
必要なグッズ・内容や対策方法などがしっかり書かれていて有効な手引きになると思いました。
もし、この記事を読んだことで愛犬やペットの防災準備をと思われるようでしたら、こいぬすてっぷ防災ボックスをおススメします。持っている安心感は大きいです。
もちろん、ご自身で納得のいく準備をされるのも良いかと思います。是非、愛犬の安全や健康管理を考えて準備されてくださいね。備えあれば患いなし!
暮らしの中でのペットの防災対策
地震災害の場合、被害を最小限に抑える必要があります。日ごろは危険と感じない場所も、揺れることでペットがケガをしたり挟まれてしまう可能性もあります。
もう一度、愛犬・愛猫の生活空間を見直してみましょう。
災害時にペットを守る住まい対策
・大きなタンスや本棚を固定したり、倒れてもペットのケージを潰したりしない確認する
・暑い季節の災害ではエアコンが停止してしまう可能性があります。熱中症のリスクを減らせる場所を確保してください。
🐶冷蔵ベッド、アルミマットなどのグッズを使う
🐶飲み水は数か所に設置し、多めに入れておく
・窓や食器棚のガラスなどが割れない対策や飛散防止対策
・屋外で飼育しているペットケージの周囲も危険がないか確認
スポンサーリンク
コメント
[…] 併せてこちらの記事もおススメです 愛犬のための防災対策、準備できていますか? […]